今さらあらためてですが、自分が作っているやきものを大きく分けてご紹介します。 思い付いたことは必ず形にして、火を通すということを心掛けています。それがどんなにくだらないことでもアホそうなことでも すると大きく分けて3つのタイプに分かれます。 まずは1番皆様の身近にある器です。The器。カラフルなものから渋い作品までございますが、形状が完全に器になってお料理のために作っているもの そして次に飾ることしかできない完全なオブジェ的なもの 最後に使うこともできるけど飾っておくだけでも存在感があり絵になるもの 一応、作者はこのように分類しておりますが、もちろんすべての作品は使う人の自由です。どんな作品も素敵な発想で僕の作ったものとコラボレーションして楽しんで頂けたら幸いです。
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カラフルで鮮やかな印象なので一見、現代風に見えるパステルオリベシリーズ。 でも実は、桃山時代に登場した織部焼を意識して作っています。 長い歴史とたくさんありすぎる焼き物の中から僕はこの時代の焼き物に影響され、フィーチャーして作っています。 その理由と魅力はと言うと、この時代になってはじめて筆で絵付けをするというデザインが施されました。 この時代の絵付けはとてもモダンで現代のやきものと比べてもとても魅力ある存在です。 そこで僕はこのモダンなデザインに色を付け、配置を構成し自分なりにアレンジをしているのがパステルオリベシリーズです。 そしてもう一つ、若い頃から外国を見て歩き感じたことが外国の陶芸家という人達は器を作って生計を 立てている人はほとんどいなくいわゆるオブジェを作っている人達が陶芸家です。 歴史と文化によって日本の陶芸は作られて今に至ることを実感しました。 陶芸の世界で考えると、ここでもやはり桃山時代に出来たものと文化のおかげで我々陶芸家という 職業を今に残せているのだと思います。 焼き物は日本人にとって最も身近なアートでもあり、愛着の出る道具です。 もともと織部と名のついているものはその時代にはかなり革新的なものだったと思います。 僕も古田織部スピリッツを意識して作り続けたいと思います。 |
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